新生児小児科

新生児小児科の紹介

 新生児科は、25数年前に診療を開始し次第にその成果を挙げ、現在では300gに満たない超低出生体重児も元気に成育できるようになりました。

 新生児治療室は認可新生児集中治療室(NICU)12床を含む32床です。そして現在は地域周産期母子医療センターとして産科とともに地域の新生児医療の中心的役割を果たしています。年間約300名の入院がありますが、当科の特徴は未熟児の治療のみならず、先天性の心臓疾患、消化器疾患、神経系疾患、泌尿器疾患などの外科治療も可能、いわばすべての新生児疾患の治療が可能な市内随一の施設であることです。そのため県内はもちろん、県外からの入院依頼も多く、救急車やヘリコプター搬送も行い、迅速な対応を行っています。

 認可新生児集中治療室(NICU)の詳細情報は、新生児集中治療室のページをご覧ください。

新生児写真 新生児写真2 NICUの様子

2010年度新生児病棟・入院総数とおもな疾患の内訳

2010年度おもな新生児手術症例院外出生児の児搬送内訳 院内出生児の母体搬送内訳

 最近では医療の進歩に伴い、胎児超音波検査による出生前診断症例が増えています。産科医とともに新生児科や小児循環器科医が出生前からかかわっていきます。また当院でお産をされ赤ちゃんがNICUへ入院される場合は、お母さまに前もってNICUを見学して頂き、少しでも安心してお産ができるようなシステムが整っています。

 一方、市内・近隣の産婦人科医院で予想外に小さく生まれたり、出生後に呼吸障害が強く、緊急で昼夜を問わずNICUへの入院搬送依頼が舞い込むことがあり、すべての依頼に24時間体制で往診、搬送を行っています。また出生時に手助け(新生児蘇生)が必要となる赤ちゃんの分娩立会いの依頼に対しても、迅速に対応しています。さらに地域産科スタッフへの新生児蘇生法についての講習も実施し医療レベルの向上を目指しています。

 このように出生前から新生児(急性)期の治療を万全の体制でおこなっていますが、退院後のフォローアップも責任をもっておこなっていくことが重要と考えており、外来でも引き続き幼児期学童期までの長期間、総合的な医療を提供していきます。

搬送 新生児小児科内の様子 新生児2

対応可能な治療

 あらゆる新生児疾患に対応可能です。新生児内科疾患全般、染色体異常症などによるあらゆる異常を合併した児の全身管理のほか、先天性心疾患には小児循環器科、心臓外科が中心となって治療、管理をおこないます。また新生児外科疾患(先天性横隔膜ヘルニア、食道閉鎖症、十二指腸・小腸閉鎖症、鎖肛、腸回転異常症、消化管穿孔、嚢胞性肺奇形など)、脳外科疾患(先天性水頭症、脳出血、脳腫瘍、髄膜・脳瘤など)、泌尿器疾患(先天性水腎症、腎嚢胞性疾患など)なども他科と連携して診断、治療にあたります。

対応可能な治療また特殊な治療として下記にあげる疾患の治療もおこないます。

  1. 未熟児治療(500g未満の超低出生体重児から)の管理のなかで
    • 人工呼吸管理(SIMV、HFO、 nasal DPAP)や呼吸窮迫症候群に対するサーファクタント補充療法
    • 手術が必要な未熟児動脈管開存症に対する動脈管結紮術
    • 未熟児網膜症に対するレーザー治療
  2. 気胸や胸・腹水に対する胸腔・腹腔穿刺、ドレナージ
  3. 血液型不適合や重症敗血症に対する交換輸血
  4. 腎不全に対する腹膜透析
  5. 新生児遷延性肺高血圧症に対する一酸化窒素(NO)吸入療法
  6. 代謝疾患、高サイトカイン血症などに対する血液浄化療法
  7. 重症新生児仮死に対する脳低温療法

今後の方針

新生児小児科の今後の方針

 今後もさらに地域の周産期医療に貢献できるよう、安心してお産ができるよう、母体搬送症例に対しては胎児期からの積極的なプレネイタルビジットをおこなうこと、近隣産科施設からの要請には24時間体制で対応し、往診や新生児搬送をおこない迅速にかつ高度な医療を提供すること、また、正常新生児の健診もおこない母親の不安や疑問に答え、児の健康や安全を見守ることも目指していきます。


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医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、新生児小児科外来担当医のページをご覧ください。

 スタッフの紹介

高橋保彦 医師名 高橋 保彦
役職 小児科部長
周産期母子医療センター副センター長
専門分野 小児神経、発達障碍、新生児
資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会暫定指導医
産科医療補償制度診断協力医
出身校名 岐阜大学(昭和56年卒)
山本順子 医師名 山本 順子
役職 小児科部長(NICU担当)
専門分野 新生児、呼吸管理、先天異常
資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会専門医
産科医療補償制度診断協力医
出身校名 山口大学(平成4年卒)
医師名 竹中 聡
役職 小児科医長
専門分野 小児循環、川崎病、胎児心エコー診断
資格 日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会専門医
出身校名 佐賀医科大学
医師名 横田 千恵
役職 小児科医長
専門分野 小児科一般、新生児
資格 日本小児科学会専門医
出身校名 九州大学(平成17年卒)
医師名 城尾 正彦
役職 小児科レジデント
専門分野 小児科一般
出身校名 琉球大学(平成19年卒)
医師名 寺師 英子
役職 小児科レジデント
専門分野 小児科一般
出身校名 長崎大学(平成19年卒)
医師名 吉田 祐
役職 小児科レジデント
専門分野 小児科一般
出身校名 山形大学(平成20年卒)
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