臨床研修の場としての九州厚生年金病院
医学部学生の皆さん、医師としての将来を真剣に考える時がやってきました。赤熟した鉄は打たれることによって質が良くなり、様々な形に整えられていきます。諸君にも厳しい鍛錬の時が必要です。九州厚生年金病院は、日本の医療の未来を担う研修医諸君に最適の修練の場を提供してきたと信じています。諸君に必要な物は研修に対する熱意だけです。実り多い研修医生活を過ごし、臨床医としてのしっかりした基礎を造る為に、是非、当院の研修医募集に応募して下さい。
当院は1955年設立されて以来、北九州地区の基幹病院として、つねに幅広い分野で高度医療を提供してきました。2004年5月には、最新の医療設備とホテルかと羨まれるほどのアメニティーを有する新病院に移転して、一層活発な医療活動を展開しています。これまでに高く評価されてきた新生児から高齢者にいたる循環器診療にくわえて、今では、地域支援病院のほかに、癌診療拠点、地域周産母子センター、救急指定、災害拠点などの認可をえています。
ところで、当院は2003年臨床研修制度改革を機に質的な大変革をしました。臨床に熱い情熱をもつスタッフが、研修医の指導をしながら一層の臨床力と教育能力を磨いています。総合診療部と救急部による初期診療や救急医療の充実、EBM推進、臨床指標導入などに臨床研修への責任が反映されています。病院の基本方針には「将来の医療を担う優れた医療人の育成」が明示されました。病院に隣接する研修医宿舎も全面改修され、快適な環境が整っています。研修プログラムについては、当初から自由選択期間を設定して、幅広い基礎的臨床能力のうえに専門性をめざすことを提案し、諸君の先輩とともに内容を進化させてきました。今回の研修見直しでは、推奨プログラムでご覧いただけるように、内科・外科・小児科・産婦人科それぞのコースにふさわしい選択科の提案とともに、2年目の地域医療研修を「連携と在宅医療」をキーワードに充実させます。緩和ケアとともに、病める人が単なる患者ではなく、多様な価値観と社会的背景を持った一人の人として見えてくるはずです。
大変忙しい生活となることは必定ですが、当院を去る時には「若い時の苦労は買うてもせよ」という言葉を実感されることでしょう。大学の垣根をこえて当院の研修に参加した先輩達も、ほぼ全員が恒例の同窓会(湯けむりクラブ)に集い、後輩を励ましています。
若いエネルギーに満ちあふれた諸君の参加を熱望します。
2012年4月
病院長 多治見 司
研修管理責任者(副院長) 城尾邦隆
総合診療部(救急担当) 酒井賢一郎(部長)
私たちは1955年の設立以来、つねに幅広い分野で高度医療を提供してきたと自負しています。2004年5月には最新の医療設備とホテルかと羨まれるほどのアメニティーを有する新病院に移転し、一層活発な医療活動を展開してきました。新生児から高齢者にいたる循環器センター診療の実績に、近年、地域周産期母子医療センター、救急告示、災害拠点、地域がん診療連携拠点などの指定をえて、名実ともに北九州西部地区の基幹病院・地域支援病院として機能を充実させています。
実は、2003年臨床研修制度改革を機に、当院は質的な大変革をしました。臨床に熱い情熱をもつスタッフが研修医の指導をしながら一層の臨床力と教育能力を磨き、総合診療部と救急部による初期診療や救急医療の充実、EBM推進、臨床指標導入などは臨床研修への責任を反映しています。病院の基本方針に「将来の医療を担う優れた医療人の育成」が明示され、今や定着しました。
臨床研修教育責任者 : 城尾 邦隆(副院長)
副臨床研修教育責任者 :酒井 賢一郎(総合診療部部長)
当初から自由選択期間を設定して幅広い基礎的臨床能力のうえに専門性をめざすことを提唱し、機会あるごとに内容を進化させてきました。今年度は、「九州厚生年金病院医師臨床研修プログラムを(内科系・外科系・産婦人科・小児科・麻酔科などの志望に対応)」を提案します。
プログラム作成にあたり、必修科目(内科6ヶ月、救急3ヶ月、地域医療1ヶ月)のほかに、選択必修5科目のうち4科目-外科(3ヶ月)、産婦人科と小児科、麻酔科(それぞれ1ヶ月以上)-は、初期研修で是非とも研修すべきと考えて、このことを反映させました。これら4診療科は当院の診療の機軸をなす部門ですし、過去の研修実績や研修医との意見交換の結果であります。2年目の緩和ケア病棟1ヶ月の研修は、初期研修の基本理念「医師としての人格の涵養」を目指すもので、実績をあげてきました。地域医療研修は「連携と在宅医療」をキーワードに充実させました。精神科については協力病院(八幡厚生病院)での研修を準備しています。
以上より、自由選択枠が6ヶ月と狭い印象があるものの、初期研修の基本理念に沿った目標を達成することが基幹型臨床研修施設の責任と考えた提案です。
各学会の専門医の資格を有する60余名のスタッフが効果的な指導に当たります。厚生労働省認定指導医は33名で、今年度さらに増員を準備しています。実際の研修では症例毎に主たる疾患の専門医が指導医となりますが、複雑な病態を示す症例の場合などでは、診療科の枠を越えた診療協力と指導を受けることができます。
当院は国内の主要な臨床学会の教育研修指定施設です。このため、初期臨床研修終了後、当院で学会専門医を目指した後期臨床研修を継続することが可能です。原則として、希望者には当院での3年目後期研修(内科系修練プログラムや小児科プログラムなど)を保証します。
募集定員:13名

内科系、外科系、産婦人科、小児科、麻酔科など広範な臨床分野の医師のための基本的研修です。このため自由選択期間では、それぞれの目標により様々な選択が可能です。たとえば内科医を目ざす場合、内科研修期間を必修の6ヶ月にさらに3ヶ月間延長して、後期研修をくわえた3年間で内科認定医の受験資格を得るのに十分な研修成果を得ることを勧めます。また、皆さんが外科系、産婦人科、小児科などを専攻したいなら、この選択6ヶ月の一定期間に、外科、産婦人科、小児科などの研修を選択できます。
いわゆる「選択必修科目」とされる外科(3ヶ月)、小児科・産婦人科・麻酔科(少なくとも1ヶ月)の研修は、将来の専門性にかかわらず重要な基礎となると信じ、また、当院が果たしている各分野の拠点的診療状況を考慮して、当院のプログラムでは「必修」としました。
初期研修中の2年間は総合診療部に所属して、共通カンファランス企画(CPC、放射線科画像カンファランス、医療安全カンファランスなど)への参加が保障されます。なお、プライマリ・ケアと救急医療研修の一層の充実のために、救急と麻酔科研修期間以外の全研修期間を通して、配属中の臨床科の研修に妨げにならない範囲で、月1回程度、週末夜間または休日の救急外来の診療研修を行います。
プログラム責任者と総合診療部医師は研修の進行をみながら、適宜、研修医自身の意見を聞き、各分野の指導医と協議し、研修計画を柔軟に修正していきます。
研修開始前に全研修医を対象にオリエンテーションを行います。実際の診療に即した研修を開始する上で、研修医に共通に必要な研修項目として、安全管理、院内感染予防、二次救命処置(ICLS)、外傷初期治療(JATECに準じる)、保険診療、地域医療、患者面接、臨床検査、接遇、チームワークなどを講義と実習形式で準備します。「手洗い清潔操作」は外科研修中に実施するように、一部は初期オリエンテーション以外の時期になります。さらに、いわゆる屋根瓦方式による指導を推進して、研修導入時の不安と障害を軽減しています。
現在、確定した協力研修施設は以下の通りです。
慢性期療養型医療施設での研修 : 1ヶ月間
診療所での研修 : 2~4週間
研修充実のために以下に記載する診療科(部)を選択できる。その際、入院病床を持たない臨床科(*)を研修する際には内科または神経内科の入院患者の担当医となることがあります。
厚生労働省「臨床研修の到達目標について」に準じています。
研修経過中および終了時に、研修医はプログラム責任者との面談や客観的方法より指導医や研修した診療科への評価が行い、その結果は研修内容と方法の改善に役立てます。
臨床研修管理委員会は、研修プログラムが効果的かつ効率的に行われていることを点検評価して、研修プログラムの改善に反映します。
| 身分 | 臨床研修医(臨時職員) |
|---|---|
| 宿舎 | 研修期間中は研修医専用の宿舎(個室、1K:冷暖房・バス・トイレ付。月額:7,884円)に入居するのを原則とします。 |
| 給与 |
1年次 月額28万円(他に救急夜勤手当および宿日直手当あり) 2年次 月額30万円(他に救急夜勤手当および宿日直手当あり) |
| 勤務時間 | 8:30~17:15(救急ローテーション時は交代勤務・副当直4回~5回) |
| 休日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始 |
| 有給休暇 |
1年次10日間 2年次20日間 その他特別休暇制度があります。 |
| 研修医室 | 無し |
| 健康診断 | 年2回(定期健康診断・特定従事者健康診断) |
| 社会保険 | 厚生年金・健康保険・雇用保険など完備しています。 |
| 医師賠償責任保険 |
病院としては賠償責任保険に加入しています。 研修医が個人の医師賠償責任保険に加入することを推奨しています。 |
| 学会活動への補助 |
(1)当院の研修医期間中に開催される学会への参加費用が支給されます。 (2)当院で行った研究や症例報告が学会誌へ掲載される場合、必要な費用の一部を補助する制度があります。 |
レジデントとして卒後5年次まで、当院で後期研修を継続できる制度があります(処遇・応募方法等の詳細については職員課に尋ねてください)。なお、後期研修修了後、フェロー・医員として登用することもあります。
2012年4月
病院見学は、平日随時受付となっております。2週間前までにお申込みください。
まずは、職員課宛に「病院見学を希望」と、メールしてください。詳細はメールにて返信いたします。
メールアドレス:hs_kyusyu@kjp.or.jp